MOT(技術経営)で
経済的価値を創出する
技術経営(MOT:Management of Technology)とは、技術に立脚する事業を行う企業や組織が、技術の持つ可能性を見極めて事業に結びつけ、経済的価値を創出していくこと。つまり、「技術を活かした経営」のことです。
AIやIoTをはじめ、さまざまな情報技術が発展している現代において、これまでにない経済社会の大変革が予想されています。そのため、「技術とイノベーションを活かした経営」でもあるMOT(技術経営)が果たす役割は、非常に大きいものだと考えられるでしょう。
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Point.01 MOT(技術経営)の
必要性について経済環境が急速に変化する現代では、「価値を創出する技術」「イノベーションのマネジメント」が非常に重要です。同時に、円滑な経営を継続的に実施するための組織体制も必要になってきます。技術革新の進展により、技術が細分化・深化するなかで、技術と経営の本質を理解した「マネジメントできる人材=MOT(技術経営)人材」の力が必要とされています。
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Point.02 中小企業における
MOTのアプローチ中堅・中小企業は、大企業に比べて「細かい対応・サービス力」「迅速な意思決定」「経営者の交替が少ない」などの強みを持っています。しかし、「ヒト(人)・カネ(資本)・コト(事業)」「信頼度・ブランド力」などは、大企業に劣ってしまうところもあるでしょう。中堅・中小企業の強みを活かしながら、MOTを活用して弱みを克服することが、中堅・中小企業に対する効果的なマネジメント方法です。
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Point.03 事業創出とMOTとの
関係性事業化や商品化を成功させるためには、まず競争優位性を構築し、ライバル企業との「生き残り競争」に勝つことが大切です。各障壁を乗り越えていくなかで、いかに成功への確立を上げられるか。その方法論となるのがMOTであり、MOTによるマネジメントが必要とされる理由と言えるでしょう。